- 2023/07/11 掲載
バーFRB副議長、米銀大手の資本規制強化巡る計画発表
米シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻など「ここ数カ月の出来事により、謙虚さと懐疑心、そして身近なリスクと予期せぬリスクの双方に対する銀行の回復力を強めるアプローチの必要性が強まった」と指摘。米国の銀行資本の枠組みを抜本的に見直すつもりはなく、国際的な銀行資本協定の完全な履行や銀行の健全性に関する年1回の「ストレステスト」の拡大などいくつかの方法で米国の銀行資本の枠組みを構築する予定とした。
また、資産1000億ドル超の銀行に対してより厳格な自己資本規制を適用し、順守すべき対象を拡大することを望む一方、世界的にシステム上重要な金融機関に対する既存の自己資本規制を緩和する計画はないとした。
バー氏は、大半の銀行はすでにバー氏が想定している新基準を十分満たす資本を有しているが、資本増強が必要な金融機関は投資家への配当を維持したまま2年以内の内部留保による資本増強が可能とした。
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