- 2023/07/12 掲載
イタリア中銀、次期総裁にパネッタECB専務理事 11月就任
イタリア中銀のウェブサイトに掲載された11日付の声明で明らかになった。同国政府は先月、ビスコ現総裁の後任としてパネッタ氏を提案していた。11月1日付で就任する。
今後、パネッタ氏の後任となるECB専務理事の人選が始まることになる。正副総裁と専務理事で構成するECB役員会にはユーロ圏の経済大国である独仏伊が伝統的に自国出身者を送り込んでおり、イタリア政府は役員会のポストを維持したい考え。
関係筋によると、イタリア政府内では2020年からイタリア中銀の副総裁を務めるピエロ・チポローネ氏が有力視されている。同氏は1993年にイタリア中銀に入行。世界銀行に勤務した経験があるほか、2018─19年には当時のコンテ首相の経済顧問を務めた。
イタリア政府は候補者をユーロ圏財務相会合に提示する必要がある。財務相会合は欧州議会・ECBと協議しEU首脳が最終承認する。
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