- 2023/07/31 掲載
みずほFG、4―6月期の純利益は54%増 進捗率40%
[東京 31日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループは31日、2023年4─6月期の連結純利益が前年同期比53.9%増の2451億円だったと発表した。与信関係費用が改善した。進捗率は40%と高いが、通期業績予想は据え置いた。
与信関係費用は、国内外で複数の大口の戻し入れがあったほか、費用発生も限定的だったことから、前年同期比922億円改善して273億円の益となった。ただ、事業環境が不透明だとし、通期の費用予想1000億円は据え置いた。
今期の業績予想には7月28日の日銀による長期金利上限の事実上の1%への引き上げは織り込んでいない。また、これまで中長期国債の運用をかなり絞ってきていたことから、長期金利が不安定な動きになったとしても、評価差額への影響も限定的にとどまるとみている。
同社では、マイナス金利が解除され、政策金利がゼロとなったことを前提に年間350億円程度のプラス要因になると試算している。
24年3月通期の連結純利益6100億円(前期比9.8%増)とする期初計画を据え置いた。IBESがまとめたアナリスト13人による連結純利益の予想平均値は6154億円だった。
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