- 2023/08/01 掲載
ロング・ショート型ヘッジファンド、7月は売り持ち強制縮小で不振
ロング・ショート型ファンドの7月のアルファリターン(ベンチマークの指数に対する超過利益)はマイナス約1%と、昨年5月以降で最悪になりそうだ。
成績不振の主な要因は売り持ちに起因する。ただゴールドマンによると、買い持ち側でも成績は相当の悪化が見られる。
ゴールドマンはヘッジファンドなどに融資や有価証券貸付などのサービスを提供するプライムブローカーとして最有力勢の1つで、ヘッジファンド業界の動向を把握することができる。
ヘッジファンドのスタンフィル・キャピタルのポートフォリオマネジャー、マーク・スピーゲル氏は「今年は大規模な売り持ちを構築している向きには厳しい状況が続いている」と指摘。その理由として金融引き締め加速に伴う低調な企業収益と株価の動きに大きなかい離が生じている点を挙げた。
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