- 2023/08/01 掲載
午前の日経平均は続伸、円安や米株高が追い風 個別物色も活発
日経平均は120円高と堅調にスタート。その後はやや伸び悩む場面もみられたが、前場中盤からは上げ幅を拡大し、一時前営業日比約266円高の3万3439円11銭まで上昇した。為替市場で円安が進行したことで、自動車などの輸出関連株が堅調だったほか、指数寄与度の大きい銘柄もしっかりで、指数を押し上げた。
ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは「これまでの決算発表ではおおむね堅調な業績が確認できている上、日銀会合後に意識された円高リスクがやや払しょくされたことで、警戒感が和らぎ買い安心感につながっている」との見方を示した。
午後1時過ぎにはトヨタ自動車の決算発表が予定されているが「結果が期待通り、もしくは期待を上回った場合は日経平均は一段高の可能性もある」(井出氏)という。
TOPIXは0.62%高の2337.05ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆1918億6100万円だった。東証33業種では、電気・ガスや海運、鉱業など32業種が値上がり。値下がりは銀行のみだった。
個別では午後に決算発表を控えるトヨタ自動車が1.8%高だったほか、三菱自動車工業が3.9%高となるなど自動車銘柄が総じて堅調だった。前日に決算を発表した村田製作所は4.1%高だった一方、三井住友フィナンシャルグループは1.6%安だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1028銘柄(56%)、値下がりが743銘柄(40%)、変わらずは64銘柄(3%)だった。
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