- 2023/10/14 掲載
米9月輸入物価、前月比0.1%上昇 ドル高傾向が伸び率抑制
[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日に発表した9月の輸入物価指数は前月より0.1%上昇した。外国為替市場でのドル高傾向がエネルギー以外の商品の価格を押し下げた。ロイターがまとめた市場予想は関税を除いたベースで0.5%上昇だった。
8月の輸入物価指数は0.6%上昇と、当初発表の0.5%上昇から上方改定された。
9月は燃料・潤滑油が前月比で4.4%上がり、伸び率は8月の8.8%から縮小した。石油・石油製品が4.9%上昇した一方、天然ガスは7.8%下げた。食品・飼料・飲料は1.3%下落。
石油を除く輸入物価指数は0.3%下げた。
全体の輸入物価指数は前年同月比で1.7%下落し、8カ月連続のマイナスだった。8月には2.9%下落していた。
9月の資本財、自動車・同部品はそれぞれ0.1%下落。自動車を除く消費財は横ばいだった。
中国からの輸入価格指数は0.3%下がった。8月は横ばいだった。9月の前年同月比は2.6%下がり、下落率は2009年10月以来、13年11カ月ぶりの大きさとなった。
今年9月のカナダからの輸入価格指数は0.8%上がり、前年同月比は6.7%低下。メキシコからの輸入価格指数は3.7%上昇した。
輸出物価指数は前月比で0.7%上昇し、上げ幅は8月の1.1%から縮小した。農産物が1.1%低下し、大豆とトウモロコシ、小麦、肉類の価格が低迷したのが押し下げた。
一方、農産物以外の商品は1.0%上昇した。
全体の輸出物価指数は前年同月比で4.1%下がり、8カ月連続のマイナス。8月には5.7%低下していた。
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