- 2023/10/20 掲載
米中古住宅販売、9月は2.0%減 約13年ぶり低水準
住宅ローン金利の高騰と住宅供給不足で、初めての住宅購入希望者の多くにとって手が届きにくくなっている。
地域別の販売戸数は南部が1.1%、中西部が4.1%、西部が5.3%それぞれ減少。一方、北東部では4.2%増えた。
全体の販売戸数の前年同月比は15.4%減った。
米抵当銀行協会(MBA)が18日発表した報告によると、先週の住宅購入ローン申請件数は急減して1995年以来の低水準となった。30年固定住宅ローン金利の平均が3ベーシスポイント(bp)上昇して7.70%と2000年11月以来の高水準となったことが背景にある。
9月に市場に出ていた中古住宅は113万戸で、前年同月から8.1%減った。9月のペースに基づく在庫の消化期間は3.4カ月と、前年同月の3.2カ月から延びた。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。
販売価格の中央値は前年同月比2.8%上昇の39万4300ドルで、9月としては過去最高だった。
9月に住宅が市場に出ていた期間は21日間で、前年同月の19日間を上回った。販売された住宅の69%は、1カ月未満で買い手が決まった。初回購入者の割合は27%と、前年同月29%から減った。現金のみによる販売の割合は29%となり、前年同月の22%から上昇した。
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