- 2023/10/20 掲載
米ブラックストーン、第3四半期は12%減益 資産売却減少で
[ニューヨーク 19日 ロイター] - プライベートエクイティ(PE)世界最大手の米ブラックストーンは19日、2023年第3・四半期の分配可能利益が前年同期比で12%減の12億ドルになったと発表した。不動産事業の資産売却が減少したのが響いた。
LSEGのデータによると、1株当たりの分配可能利益は0.94ドルで、LSEGがまとめた市場予想平均の1.01ドルを下回った。ブラックストーンよると、資産売却による純利益は36%減の2億5940万ドル。金利上昇と地政学的な緊張の高まりで世界的な企業の合併・買収(M&A)が抑制されたことが重しとなった。
実現収益は88%減の1740万ドル。手数料関連収入は5%減の11億2000万ドルだった。
第3・四半期にブラックストーンはPE企業として初めてS&P総合500種株価指数に採用された。時価総額は1250億ドルで、運用資産総額は1兆ドルの大台を上回り続けている。
一般会計原則(GAAP)に基づく純利益は5億5200万ドルと、前年同期の230万ドルから急増した。
第3・四半期に253億ドルの新規資本を調達し、124億ドルを新規買収に投じた。未使用資本は2006億ドル。
1株当たりの配当は80セントだった。
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