- 2023/10/20 掲載
ロシュ、第3四半期は3%減収 為替変動とコロナ関連製品低調で
[19日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュが19日発表した第3・四半期の売上高は前年同期比3%減の143億スイスフラン(159億ドル)となり、アナリスト予想平均とおおむね一致した。新型コロナウイルス関連製品の販売が低調で、スイスフラン高が眼科領域の新薬「バビースモ」の販売に影を落とした。
昨年初めに承認を受けたバビースモの売上高は6億5600万フランで、予想を上回った。
トーマス・シネッカー最高経営責任者(CEO)は、為替相場の変動による逆風と新型コロナ関連製品の販売低調を除けば、第3・四半期の売上高は10%増加したと指摘。「新薬が健闘している」と述べた。
2023年通年の見通しについては、グループ全体の売上高と1株当たりコア利益がいずれも為替変動による影響の調整後で1桁台前半の落ち込みになるとの従来予想を維持した。
今年の新型コロナ関連製品の売上高の減少は約45億スイスフランと予測。従来の予想は50億フランだった。
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