- 2025/03/07 掲載
今月利下げの必要なし、高関税は対処が困難=ウォラーFRB理事
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は6日、インフレの緩和に基づき年内に利下げを実施する可能性は依然として高いとする一方、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げの可能性は低いとの見方を示した。
ニューヨークで開かれたウォール・ストリート・ジャーナルのイベントでの発言。
同理事は、FRBの政策は依然として制約的であり、年内に2回の緩和を実施するという基本シナリオは維持されていると述べた。
一方、トランプ政権による関税は企業や経済全体にとって対処が困難になると警告。「25%の関税下で利益を確保するのは非常に難しい」とした。
トランプ大統領が現在推進している貿易政策は1期目時点よりもはるかに広範囲に及び、経済状況も大きく異なるため、政策の影響を比較するのは困難だと指摘した。また、市場は深刻な長期インフレを織り込んでいないと警鐘を鳴らした。
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