- 2025/03/08 掲載
NY外為市場=ドル下落、一時146円台 米雇用統計は予想下回る
米労働省が7日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は15万1000人増加と、エコノミスト予想の16万人増を下回った。失業率は4.1%と、1月の4.0%から上昇した。
これを受け、金利先物市場は、米連邦準備理事会(FRB)が年内計78ベーシスポイント(bp)の利下げに動くとの見方を織り込む。これは25bpずつの利下げが3回程度実施されることを意味する。最初の利下げは6月の連邦公開市場委員会(FOMC)になるとの見方が強い。
FRBのパウエル議長はニューヨークで開かれたシカゴ大学ブース経営大学院の経済フォーラムでの演説で、トランプ新政権の政策が経済にどのような影響を与えるかがより明確になるまで、FRBは利下げを急ぐつもりはないとの見解を示した。
主要通貨に対するドル指数は、0.4%安の103.81。週間では3.5%安と、2022年11月以来の最悪のパフォーマンスとなる見込み。
一方、ユーロは対ドルで、0.6%高の1.0845ドルとなった。米雇用統計の発表を受け一時、4カ月ぶりの高値となる1.0888ドルを記録した。
ドルは対円では、147.99円で横ばいで推移した。取引序盤で一時、146.94円と5カ月ぶりの安値を付けた。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは、2.8%安の8万7030.54ドル。イーサは2.6安の2150ドルとなった。
ドル/円 NY終値 148.03/148.04
始値 147.69
高値 148.20
安値 146.96
ユーロ/ドル NY終値 1.0832/1.0835
始値 1.0848
高値 1.0888
安値 1.0826
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