- 2025/03/08 掲載
パウエルFRB議長、「ドットチャート」見直しの可能性示唆
[7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、現在進行中の包括的な政策枠組み再検討の一環として、連邦公開市場委員会(FOMC)参加者らの政策金利見通しを図で示す「ドットチャート」を見直す可能性があることを示唆した。ニューヨークで開催された会議で発言した。
「コミュニケーション、特にFOMC後のコミュニケーションのあり方について、SEPを注意深く検証するとともに、世界の中央銀行が行っていることと比較するつもりだ」と述べた。
SEPとはFRBが年4回公表する政策・経済見通しのことで、FOMC参加者がそれぞれ、今後数年間の経済成長率、失業率、インフレ率、政策金利について、各自の見通しを示す。FOMC後に公表され、市場にとっては金融政策の先行きを予想する重要な材料となっている。
2018年にパウエル議長が就任するかなり前から現在の形で公表されており、これまでにもさまざまな改善案が提起されてきた。
この日の会議では、FRBのコーン元副議長が、金利予想の中央値では不確実性やさまざまな代替シナリオを捉えることができないと指摘。金利見通しの前提となる経済状況を明示することなどを提案した。
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