- 2025/11/28 掲載
ソフトバンクグループ、米半導体設計企業 Ampere Computing Holdings を完全子会社化 約65億ドルで買収完了
Armベースのサーバー用CPU設計のAmpere買収によりAI・クラウド戦略を加速
ビジネス+IT
もともとSBGは、子会社を通じてAmpereの持分を保有していたものの、今回の取得により持分比率は100%となった。
Ampereは、2017年に元Intelの幹部らによって設立された企業で、ARMアーキテクチャをベースとするサーバー向けCPUの設計を手掛けてきた。クラウドサービスやデータセンター、AIワークロード向けに、高性能かつ省電力なプロセッサを提供してきた。
SBGは今回の買収について、Ampereの設計力・技術力を、自社が以前から傘下に置くArm Holdings(以下、Arm)の設計力と補完させることで、AIやクラウド、データセンター向けの半導体提供体制を強化し、中長期的な価値(NAV: Net Asset Value)の成長につなげるとしている。
買収完了と同時に、Ampereは社名および本拠地を維持したまま、SBGの間接子会社として運営されることが報告されている。
SBGの株価は、この発表を受け東京市場で取引中に一時8%上昇。その後5.1%高で取引を終えており、投資家は今回の買収を歓迎する反応を示している。
今回の完全子会社化は、SBGによるAIインフラ構築戦略の一環と位置づけられる。過去には英国のAI半導体企業Graphcoreの買収なども行っており、Ampereの技術を活用したAI/クラウド向け半導体の設計開発体制をさらに強化する狙いがある
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