• 2025/12/03 掲載

アマゾン、AI 向け最新チップ「Trainium3」を発表 エヌビディアやグーグルに挑む

エヌビディアのGPU に比べて、大規模な AI 学習を「より安価かつ効率的」に実行可能

ビジネス+IT

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AWS は 2025年12月2日、新しい AI 用アクセラレータ「Trainium3」の提供開始を発表。エヌビディアやグーグルの GPU/専用チップに対抗できるコスト効率の高いハードウエアを打ち出し、AI モデル訓練/推論の基盤強化を狙っている。
AWS は 2025年12月2日、自社開発の AI 向けアクセラレータ Trainium3 の一般提供を開始した。発表は同社年次カンファレンス「re:Invent 2025」で行われた。

AWS バイスプレジデント デーブ・ブラウンは、Trainium3 を搭載したサーバーがすでに一部データセンターに設置されており、同日より顧客向け利用が可能であると述べた。さらに来年初めには急速な拡大が始まる見込みとされた。



AWS によれば、Trainium3 はエヌビディアなどが提供する GPU に比べて、大規模な AI 訓練処理を「より安価かつ効率的」に実行できるという。

この発表の背景には、AI モデルの巨大化に伴う膨大な計算資源需要の高まりがある。従来、こうしたモデル訓練は NVIDIA の GPU に依存する構造が多かったが、AWS は独自カスタムチップと自社クラウド基盤を武器に、競争力ある選択肢を提供しようとしている。

ただし、Bloomberg の報道も指摘するように、AWS がこれまで公開した顧客は限られており、現時点で Trainium の広範な採用実績や、その性能が市場の標準 GPU にどこまで迫るかは、外部からは評価しづらい。

AWS 自身は、コスト対効果の高い選択肢を求める企業を取り込みたい考えを示しており、AI ベースサービスやクラウドインフラを拡大する戦略の一環とみられる。

この動きは、グーグルやその他大手テック企業が自社 AI チップ(例えば TPU など)でハードウエア依存の多様化を図る流れの中にあり、AI インフラの“複線化”の一端を担う可能性がある。る交流の意義は一層高まっている」と強調した。

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