• 2025/12/03 掲載

アンソロピック、来年にもIPOを計画

IPOなら企業価値が3000億ドル超も

ビジネス+IT

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米AIスタートアップ、アンソロピック(Anthropic)が、早ければ来年(2026年)にも新規株式公開(IPO)を実施する可能性を探っている。上場準備の一環として米大手法律事務所を起用し、大手投資銀行と非公式協議に入っていると報じられている。
2025年12月3日、複数の報道がアンソロピック(Anthropic)のIPO計画について伝えた。報道によると、アンソロピック(Anthropic)は来年(2026年)にもIPOを実施する可能性がある。これに向け、同社は既に Wilson Sonsini を起用して上場準備を始めており、大手投資銀行ともIPOの引受けなどについて初期段階ながら協議している。

ただし、これら協議はあくまで「初期段階」「非公式」であり、IPOの具体的な時期、引受会社の選定、あるいはそもそも上場を行うかどうかも未確定である。アンソロピック(Anthropic)からは「上場時期、あるいは上場そのものについても、まだ何も決まっておらず、公表できる事項はない」とのコメントが出ている。

アンソロピック(Anthropic)は 2025年9月に大規模な資金調達(シリーズF)を完了し、企業価値は約1830億ドルに達していた。

こうした巨額の資金調達と企業価値の高騰は、IPO準備に必要な資本基盤の強化だけでなく、将来的な成長や新たな買収の資金源を確保するためとも見られている。

一部報道では、IPOを通じて企業価値が3000億ドル(約3000億ドル超)に到達する可能性にも言及されており、これはテック企業としては極めて高水準の評価となる。

一方で、IPO実現に向けた見通しには慎重な声もある。Wilson Sonsini が関与して準備を進めていることは事実だが、IPOを巡る協議はあくまで初期段階であり、公的タイムラインや確約はない。これまで同社が明確に「IPOを実行する」と宣言したことはない。

この動きは、生成AI市場における資本流入と成長期待の高まり、そしてAIスタートアップの本格的なマネタイズと市場開示への転換の一環とみられる。

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