• 2025/12/10 掲載

アクセンチュアとアンスロピック、新事業ユニット「Accenture Anthropic Business Group」を設立

約 3万人の従業員に対してアンスロピックの AI モデル「Claude」を使った研修実施

ビジネス+IT

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アクセンチュア とアンスロピック は2025年12月9日、企業向けに生成AIを導入・展開するための新ビジネスグループを立ち上げ、Accenture が約 3万人の従業員に対して Anthropic の AI モデル「Claude」を使った研修を実施することを明らかにした。金融、医療、公的部門など規制の厳しい分野での AI 利用を促進する狙いがある。
2025年12月9日、アクセンチュアとアンスロピック は提携を拡大し、複数年契約の下で企業向け AI サービスを共同提供することを発表した。この提携により、両社は共同で「Accenture Anthropic Business Group」を設立し、企業の生成AI導入を支援する新たな事業ユニットを立ち上げる。



この提携の一環として、アクセンチュアはそのコンサルタントやエンジニアを含む約 30,000人の従業員に対し、アンスロピック の主力 AI モデルである「Claude」を使った研修プログラムを実施する。これは アンスロピック にとって最大規模の展開となる。

両社は特に、金融サービス、ヘルスケア/ライフサイエンス、公的機関といった規制の厳しい業界をターゲットとし、生成AIの安全・適正な導入と、業務プロセスやコーディング、自動化、知識管理などを含む実務適用を支援するソリューションを共同で提供する予定だ。

この協業は、単なる技術提供にとどまらず、アクセンチュアの「reinvention deployed engineers(顧客先に常駐してAI導入を支援するエンジニア)」と、アンスロピック の「Applied AI チーム」が連携し、顧客ごとにAI導入を実装・最適化する体制を築くもの。これにより、AIの価値創出を本格化させることが狙いだと、両社は説明している。

また、この提携は、アクセンチュアが最近発表した他AIベンダーとの協業――例えば OpenAI との契約――と並ぶものであり、世界的なコンサルティングファームが複数のAIプロバイダーと連携し、多様な選択肢と顧客ニーズに応える戦略の一環とみられる。

こうした動きは、企業が生成AIを実務に落とし込み、単なる実験段階から本格運用へと移行する流れを加速する可能性がある。特に規制対応やセキュリティが重視される業界において、外部コンサルティングを活用した安全で効率的なAI導入が現実味を帯びてきた。

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