- 2020/09/04 掲載
塩野義製薬、「FETROJA」の米国におけるNTAPの適用について発表
*NTAP:CMSによる、新たな医療技術の導入を推奨するためのメディケア患者を対象とした入院治療費の病院への償還制度です。2019年に、生命に関わる重篤な疾患に対する製品については償還額が最大50%から75%に引き上げられました。
今回のNTAPの適用により、2020年10月1日から2~3年の間、FETROJA(R)の使用により増加する医療費の最大75%が病院に支払われます。CMSは、FETROJA(R)の治療を受けた患者1人あたり、最大で7,919.86ドル支払うことを決定しました。
FETROJA(R)は、世界保健機関(WHO)により最優先の対応が必要であると考えられているカルバペネム系抗菌薬に耐性を示すアシネトバクター・バウマニ、緑膿菌、腸内細菌目細菌に有効性を示す唯一の薬剤です。当社は、このたびのNTAPの適用は、薬剤耐性菌による重症感染症と闘う患者さまの新たな治療選択肢へのアクセスを可能とするための重要なステップであると考えています。
塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「感染症の脅威からの解放」を特定し、研究、開発、製造、販売と幅広く感染症に対する取り組みを進めております。当社は、グローバルの課題であるAMRの対策を成功させるため、政府、国際機関、製薬会社、抗菌薬の処方医師、使用者(患者さま)を含む全てのステークホルダーと連携して課題解決に向けて取り組んでまいります。
なお、本件が2021年3月期連結業績に与える影響は軽微です。
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