- 2020/10/02 掲載
パナソニック、業務用AV機器事業の強化に向けた改革について発表
カメラレコーダー(※1)やスタジオカメラ、インテグレーテッドカメラ(※2)といったカメラ商品群に加え、複雑な映像切り替えに対応するライブスイッチャーといった当社製の業務用AV機器は、放送局など高度な運用を求められる厳しい現場で培ってきた製品力、技術力で業界において高い評価を得ています。一方で、お客様、市場のニーズは従来の商品性能・価格に加え、課題解決力まで求められるものに変化し、開発・製造・販売連携によるスピーディーな対応が必要となってきたことから、事業運営・体制もその変化に対応していく必要があります。
このような背景のもと、このたび、開発力強化と生産の効率化、高度化を目的として、業務用AV機器のモノづくり機能を、MEBDの開発、販売の中心である北門真拠点を含む他の拠点に移管、統合し、開発・生産・販売の一体運営を図ることにいたしました。
これに伴い、業務用AV機器の主力工場である岡山工場は2021年9月末日を目処に閉鎖します。同工場の従業員につきましては、北門真拠点他への異動を基本に雇用維持を前提として、今後、労使で協議してまいります。
CNS社は引き続き、強いモノづくりを競争力の源泉として、尖ったハードウエアに加え、ソフトウエアや運用、サービスなどを組み合わせて、多様なお客様の現場の課題を解決していく「現場プロセスイノベーション」のビジョンの下、企業改革に取り組み、継続して社会にお役立ちできるサスティナブルな事業体を目指してまいります。
※1.カメラレコーダー:ビデオカメラの一種で、撮影部(ビデオカメラ)と録画部(ビデオデッキ)を一体化したもの。
※2.インテグレーテッドカメラ:IP制御によりリモート操作可能なカメラ。
【岡山工場の概要】
所在地:岡山県岡山市東区東平島 1360号
操業開始:1973年
事業内容:業務用AV機器の生産及びデバイス部品の生産
土地面積:81,293平方メートル
建物面積:22,946平方メートル
従業員数:301人(2020年10月1日付)
【岡山工場の沿革】
1973年に松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)ビデオ事業部の据置きVTRの製造工場として設立以来、ビデオカメラの生産やデジタルカメラの生産も開始。その後、2012年に業務用AV機器、ブルーレイディスクレコーダー生産を門真地区より移転。2016年には、業務用AV機器を中心としたBtoB製品の製造工場へとシフトし、キーデバイスから製品までの一貫生産を行っている事業場です。
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