- 2020/11/04 掲載
日立産機システム、産業用無線ルータ「CPTrans-MEW」を販売開始
産業用無線ルータは、産業用設備や機器をキャリア通信網に接続する機器で、装置の遠隔監視などに使用されています。近年はIoT化により、稼働情報をクラウドに繋げるニーズが年々高まっています。また、2024年にサービスが終了するISDN回線を使用していた装置の切り替え対応も必要となっています。日立産機は、2002年より、産業用無線ルータの事業を進めており、自社の空気圧縮機のクラウド監視や鉄道・バスなどの位置情報、電子マネーの無線決済などに展開していました。今回、アンテナを内蔵したコンパクトな本体に、無線LANにも対応することで、幅広い用途に使うことができる、産業用無線ルータを開発しました。
産業分野向け機器は長時間稼働するさまざまな装置・機械に組み込まれるため、安全・安定に通信できることが重要であり、本製品は-20℃~+60℃の使用温度範囲と産業機械の振動・衝撃に対応した設計です。手のひらサイズのコンパクトなボディは、LTE通信用および無線LAN用のアンテナを内蔵し、設備側の通信インターフェースには無線LANとEthernetに対応しており、装置・機械の狭小なスペースにも設置可能です。本製品により装置・機械をLTE通信網に繋げることで、設備の遠隔監視・保守や、緊急時のメール配信、移動体の位置情報の管理、コンテンツ配信などに活用できます。
LTE回線は、安価な128kbpsから最大150Mbpsの高速LTE通信まで用途に最適な通信環境を、国内主要通信事業者の回線契約を含め日立産機がワンストップで対応可能です。
本製品により、産業用途の幅広い装置のIoT化対応はもとより、決済サービス、ファシリティー、アミューズメント、セキュリティー分野などにも使用することができ、お客さまの価値向上に貢献します。
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