- 2020/12/24 掲載
JAXA、航空エンジン技術の実証に向けたF7-10エンジンの運用を開始
F7エンジンは純国産エンジンであり、これまでJAXAと日本の航空産業界がともに培ってきた世界トップレベルのエンジン技術(JAXA aFJRプロジェクトの成果である軽量吸音ライナ等)を組み込むことができるため、部品単位ではなくシステム全体での技術実証が可能となります。
JAXAは、この技術実証を通じてエンジン技術のレベルを高めていくことにより、我が国の産業界が引き続きエンジン国際共同開発において設計分担を担うことを目指します。
○F7エンジンの概要
F7エンジンは防衛装備庁(旧 防衛省技術研究本部)によってP-1固定翼哨戒機用に開発され、IHIによって設計・製造されている純国産ターボファンエンジンです。哨戒機に求められる長時間飛行を実現するため、低燃費特性に優れ、民間旅客機でも広く使われる高バイパス比エンジンとして開発されました。
その後、2016年12月14日に防衛装備庁とIHIとの間でJAXAへの販売を可能とする契約が締結されました。
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