- 2021/03/08 掲載
サカタのタネとワビット、共同開発した「Arsprout Pi」を本格提供開始
「アルスプラウト」はワビットが2018年に開発した環境制御システムで、低コストかつDIY型による自由度の高さが特徴です。実際の制御を行うためのソフトウェアは「UECS-Pi」を提供していましたが、制御条件を詳細に設定する必要があり、慣れていない利用者には複雑なものでした。今回共同開発した『アルスプラウト Pi』では従来の詳細設定に加え、大幅に入力条件が少ない「標準制御」も選択できるようになりました。アイコンやグラフなどで制御モニターの視認性を高め、直感的に扱いやすくなった点も特徴です。開発にあたり、当社は研究農場での実証試験や植物の専門知識による追加機能の提案などを行いました。
現在農業の現場では労働力不足のため省力化が重要な課題となっており、環境制御システムが注目されています。「アルスプラウト」は中小規模の生産者でも導入しやすい低コストの環境制御システムとして評価を得ており、さらに扱いやすい新ソフトウェア『アルスプラウト Pi』の共同開発・本格提供によって環境制御システムを導入する生産者が増え、生産現場の省力化につながることを期待しています。当社では引き続きワビットと協力し、環境制御システム「アルスプラウト」の普及に努めます。
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