- 2021/06/04 掲載
SCSK、多要素認証デバイスの世界大手Yubicoと国内販売代理店契約を締結
1.背景
デジタルトランスフォーメーション(DX)実現の重要なツールとして、クラウドサービスの利用が昨今急増しています。また、コロナ禍、働き方改革などによりテレワークも急速に導入が進んでいます。
クラウドサービスやテレワークへの対応に共通して、重要なポイントの1つは、適切な管理・保護のもとに運用される「ユーザー認証」です。ユーザー認証をセキュアに行うためには、適切なユーザーに、適切な権限を設定した上で、アカウントの保護を行うための多要素認証が重要となります。
これまで多要素認証の方法としては、メール、SMS、モバイルアプリのOTP(One Time Password)など、ソフトウェアによる認証が主流でしたが、よりセキュアな方法として、ハードウェア認証デバイスを利用した方法が広まりつつあります(※1)。
クラウドの利用急増と、セキュアな認証という社会のニーズに対応するために、SCSKが「YubiKey」をご提供します。「YubiKey」の販売を通じ、お客様には安心、安全にクラウドサービスをご利用いただく環境をご提供します。
※1:メールによる多要素認証の強度はメールアカウントの保護レベル(通常は多要素保護されていない)に依存します。また、SMSインターセプトやソフトウェアの脆弱性を突いた攻撃、ソフトウェア解析など、アカウントを乗っ取ろうとする攻撃は年々増加しており、傍受や解析の不可能なハードウェアデバイスが注目されています。
2.「YubiKey」の概要
「YubiKey」は、FIDO2(※2)に対応した認証規格に準拠したハードウェア認証デバイスです。国内外で広く利用されており、累計4,500社以上の企業、数百万人に利用されています。
■「YubiKey」の機能
・ドライバのインストール不要
・「YubiKey」をタッチするだけでセキュアな認証が可能
・電池切れによる買い替えが不要
・従来の多要素認証よりも強度の高いセキュリティ
■「YubiKey」の特長
・職務エリアにスマートフォンの持ち込みが禁止されている業種においても利用が可能
・IDaaSベンダーや構成によっては、IDaaSの多要素認証オプション利用時に比べ、コストを抑えられるケースがあります。
※2:「YubiKey」は標準規格である複数の認証方式(FIDO U2F、FIDO2/WebAuthnなど)に対応するとともに、Microsoft 365, AWS, Azure, Salesforceなど、数百種類のクラウドサービスのログイン時のユーザー認証に対応。
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