- 2021/06/15 掲載
博報堂、ユニバーサルデザイン視点でWEBアクセシビリティを改善するサービスを提供
「WEBアクセシビリティ」とは、視力が弱くなっている高齢者や障がい者など、年齢や身体的条件に関わらず、WEBサイトやアプリで提供されている情報にアクセス・利用しやすいことを意味します。デジタル化が進む現代では、視覚障がい者の9割以上がインターネットを利用しており(*1)、高齢者のインターネット利用も大きく広がっています(60代:90.5%、70代:74.2%(*2))。一方で、音声読み上げアプリケーションを組み込んだ設計になっているなど、WEBアクセシビリティに対応している企業サイトは、未だ全体の1割程度にとどまっています(*3)。
コロナ禍でのECサイトやデジタルサービス利用の広がりを踏まえると、WEBアクセシビリティに対する生活者のニーズは今後一層高まっていくと考えられます。
博報堂 SDGsプロジェクトは発足以来、企業の経営支援やマーケティング支援を行ってきましたが、WEBアクセシビリティの改善は、SDGsに取り組む企業が対応していくべき重要なテーマであると考えます。
そこで今回、ユニバーサルデザイン領域のリーティングカンパニーとして数多くの業務実績を持つ株式会社ミライロと、WEBサイトのUX・UI開発を専門とするグループ会社の博報堂アイ・スタジオとともに、企業サイト・アプリのWEBアクセシビリティ改善・改修ソリューションをワンストップで提供する体制を構築いたしました。
ミライロが、障がいのある当事者視点を活かしたWEBアクセシビリティ診断を実施し、改善点を抽出。その結果に基づく実際のWEBサイト・アプリの改修を博報堂と博報堂アイ・スタジオが支援。また博報堂 SDGsプロジェクトの知見を活かして、企業のSDGs課題全体を見据えたコンサルテーションも行います。
あらゆる企業の支援が可能ですが、特に、視覚障がいのある方や高齢者を含めた多くの生活者が日常利用する公的サービス提供企業への支援を想定しています。
博報堂 SDGsプロジェクトは今後も、多様なソリューションの開発や企業間の協働を通じて、SDGsに取り組む企業を強力に支援しつづけてまいります。
(出典 *1 総務省・平成24年「障がいのある方々のインターネット等の利用に関する調査研究」 *2 総務省・令和2年版情報通信白書 *3 Webアクセシビリティ基盤委員会・2019年2月「一般企業におけるウェブアクセシビリティ方針策定と試験結果表示の実態調査」)
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