- 2021/06/15 掲載
NTTテクノクロス、シャツ型センサーに体内温度変動を推定する技術を搭載
■背景
昨今、夏場は猛暑が続くほか、新型コロナウイルス感染対策としてのマスク着用などが熱中症の発生リスクを高めています。また夏場以外でも、工場や室内など屋内でも暑さによる体調不良の危険性があり、暑さ対策は重要になっています。
NTTテクノクロスと東レ株式会社(以下、東レ)と株式会社ゴールドウイン(以下、ゴールドウイン)は、機能性素材「hitoe(R)」(*3)を活用し、暑熱環境下で作業や運動をする人の安全安心をめざす「暑さ対策プロジェクト」に取り組んできました。昨年7月には3社で、「hitoe(R)」を活用したシャツ型センサーとスマートフォンの専用アプリケーションで着用者の心拍数などと共に衣服内の温度と湿度を計測し、体調不良の予兆を検知する本サービスを発表しました。
今回、NTTデバイスイノベーションセンタ(以下、NTT研究所)などの新技術により、新たに着用者の体内温度変動を推定できる機能を追加し、さらに高度な暑さ対策を可能にしました。
■「hitoe(R)暑さ対策サービス for Cloud」
本サービスは、NTTテクノクロスが提供する小型センサー「TX02(ティーエックス ゼロツー)」と専用アプリケーション、東レ・ゴールドウインが提供する「hitoe(R)」を活用した専用ウエアをセットで利用します。「TX02」と専用ウエアを組み合わせたシャツ型センサーから暑さに関わるデータを収集し、着用者の体調不良の予兆を検知します。そして、スマートフォンの専用アプリケーションでシャツ型センサーの着用者に休憩を促し、体調不良のリスクに備えさせることが可能です。
用語解説・注釈
*1:体内温度
頭や体幹の内部の温度。医学用語では核心温や深部温度と言われますが、本技術は医療機器・医療用プログラムではないため、体内温度という独自用語を用います。
*2:第7回 猛暑対策展
日本能率協会が主催です。(https://www.jma-stt.com/別ウィンドウで開きます)
*3:hitoeR
体から発している微弱な電気信号である生体信号を、無意識に近い状態で収集するための機能素材です。(本サービスで使用する「hitoeR」は医療機器ではありません。)
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