- 2021/06/21 掲載
ミロク情報サービス、「MJS AI 監査支援」クラウドサービスを開始
『MJS AI 監査支援』は日次、月次、年次の財務会計処理の業務において、担当者が入力または自動作成した仕訳の処理ミスや処理漏れなどを自動でチェックするシステムです。2019年の提供開始以来、これまでにMJSの各種ERPシステムとの連携をはじめ、会計事務所が顧問先の会計データを監査する際や、企業が自社の仕訳データや試算表をチェックする際にご利用になられています。
今回、新たに他社の財務・会計システムとの連携を開始しました。これにより、他社の財務・会計システムより出力した仕訳と残高のCSVファイルを、クラウド環境にある『MJS AI 監査支援』にアップロードいただくことで、より幅広い層のお客さまにご利用いただけるようになります。
■『MJS AI 監査支援』ご利用イメージ図
『MJS AI監査支援』によるチェック結果は、確認が必要と思われる科目や金額が一目で分かるようレポートとして表示します。チェックルールは、(1)税法などを踏まえたうえで、誤りが発生しやすいポイントを考慮しあらかじめ設定された「システム標準ルール(※)」、(2)ユーザーが設定する「オリジナルルール」の2つを任意に組み合わせてチェックすることが可能です。さらにAI機能により、学習データとチェック対象の仕訳データを比較し、確認が必要と思われる仕訳に対して修正提案を行います。また、事前に担当者情報を登録することで、複数人で『MJS AI監査支援』にログインすることが可能です。複数会社がある場合、会社別に担当者を設定することもできます。
これにより、仕訳の科目や金額に誤りや異常値がないか、会計基準・税法に沿った正しい処理がされているか等チェックするのにかかっていた時間の短縮や業務の効率化、さらには月次・年次決算の早期化にもつながり、働き方改革の推進や人手不足といった課題解決を支援します。また、決められたチェックポイントおよびチェックルールに基づき監査が行われるため、チェックレベルが標準化され、経理知識のばらつきや担当者変更時における引き継ぎ漏れなどのリスクが軽減されるとともに、正確性が向上します。
■今後の対応
MJSは、これまでに各種ERPシステムおよびクラウドサービスと、金融機関やクレジットカードなどの取引情報データを連携し自動で取り込む機能のほか、領収書のOCR読み取り機能による自動仕訳作成など、会計データの「入力業務の自動化」を支援するサービスを提供してきました。『MJS AI監査支援』を組み合わせることにより、入力だけでなく入力内容のチェックまで自動化が可能となります。 MJSは、今後も業務効率化に貢献する機能改良に取り組み、経理担当者の業務負担軽減や正確性の向上を支援していきます。
※ 「システム標準ルール」は、MJSのシンクタンク機関であるMJS税経システム研究所が監修しています。MJS税経システム研究所は、税制改革や会社法改正、会計制度の変更に対応した、さまざまな情報やサービスをタイムリーにお客さまへ提供することを目的とした研究機関です。税務システム・商事法・会計システム・経営システム等の各研究会に分かれ、それぞれの分野での専門家を顧問・客員研究員として招き、研究活動を行っています。
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