- 2021/06/28 掲載
NTTデータエンジニアリングシステムズ、「Mold Future Space - OKINAWA」を開設
【背景】
日本国内の中小製造業では、少子高齢化による人材不足、技術承継などの課題により、これまでのような高い技術水準や品質を維持することが難しくなってきています。また、中国をはじめとする諸外国の技術力や労働力の急速な向上の影響からも需要減退や価格競争の激化が進み、個々の企業単独では経営すら危ぶまれています。
今後の"ものづくり日本"の未来には、「"IT"と"ものづくり"の融合」、「"グローバルな最新技術"と"日本の匠の技"の融合」が不可欠であり、匠の技をITで支援していく必要があります。
そこでNDESは、CAD/CAMメーカーの枠を超え、工作機械メーカー、工具メーカー、大学などの研究機関、そして各種製造業など様々なものづくりに携わる方々と一体となり製造の自動化や技術向上を実現するための拠点施設として、MFS-OKINAWAを開設することとしました。
【概要】
MFS-OKINAWAでは、金型製造の最新技術である"5軸加工技術の確立"、IoTの活用により生産管理の最適化や異常検知、予防保全を実現する"工場の見える化"、ソフトウエアによる"操作の自動化"、設計から製造まで3Dデータを一気通貫して活用する"3Dデータベースでのものづくり"の推進に取り組みます。
そのファーストステップとして、沖縄県にマニュファクチャリングラボを構えて自社システム開発に加え金型製造全般のノウハウを蓄積してきたNDESを主体に、沖縄県内で製造技術の向上やエンジニア人材の育成に取り組むmdn、5軸加工機をはじめとする工作機械を開発し、製造工程の自動化の知見を持つ東台精機と共に、それぞれの強みを活かして、加工時間の短縮や高精度な加工方法の実現に向けて活動します。
そして将来的には、ものづくりに関わるより多くの企業や研究機関の参画を募り、MFS-OKINAWAでの取り組みの幅を広げながら、金型の設計から加工、出荷までの金型づくりの自動化をめざしていくとともに、その最新技術を発信し、体験いただくためのショールームとして発展させていきます。
〇新しいソリューションの提供
NDESは、MFS-OKINAWAの取り組みの1つでもある5軸加工の普及促進のため、自社開発のCAD/CAMシステムSpace-Eと東台精機製5軸工作機GTシリーズ、MFS-OKINAWAで蓄積した加工ノウハウをセットにした新しいソリューションの提供を開始いたします。
MFS-OKINAWAでの取り組みを加速させるにつれて、提供するソリューションも拡張していきます。
〇Mold Future Space - OKINAWA 施設概要
・正式名称:株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ Mold Future Space - OKINAWA
・住所:〒904-2311 沖縄県うるま市勝連南風原5192-30 素形材産業賃貸工場内(区画5)
・運営主体:株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ
・開所予定日:2021年7月15日(木)
・導入設備:NDES製 3次元CAD/CAMシステム「Space-E」、東台精機製5軸工作機「GT-630」( コントローラ:HEIDENHAIN TNC640)
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