- 2021/07/09 掲載
DataRobot、NTTデータと連携しTwitter集計データサンプルのPoC提供を開始
メーカーや小売・流通事業者の多くは消費者トレンド把握のため、ソーシャルメディアなどの社外データ使って将来の需要を推定しようとしています。しかし、コストのかかる社外データの価値がはっきりとわからないまま導入することは難しく、さらに、AIで活用できるようデータをクレンジング処理するなどの加工技術が必要なことも負担となり、その処理したデータで予測モデルを生成することが難しい現状があります。
本契約によりNTTデータは、DataRobotで使えるようにあらかじめ加工したTwitter集計データサンプルを一部無償で提供します。DataRobot利用企業は、DataRobot上でデータサンプルを手軽に取得し、AIを用いて需要予測モデルの検証を行い、早期にデータの本格活用に向けた検討を開始することができます。今後はさらに両社の技術を活用して、未来のトレンドや消費者ニーズを予測可能にする先進的な技術開発にも取り組んでいきます。
【データパートナー契約締結の背景】
メーカーや小売・流通事業者を中心に、売れ筋商品の見極めや在庫管理を行うため、自社データ(出荷、販売等の実績データ)に基づいて需要予測を行っています。しかし、消費者トレンドをタイムリーに把握するには消費者心理が強く表れるソーシャルメディアの情報が不可欠になってきています。
一方で、ソーシャルメディア上のデータを予測モデルに組み込む課題として、データのクレンジング処理、自然言語処理、特徴量抽出等のデータ加工の前処理を行うための技術的なハードルや高い初期構築コスト、同時に社内と社外両方の大量のデータを使ったAIモデルの構築が挙げられます。
このような課題に対して、DataRobotとNTTデータは本契約を締結し、DataRobot利用企業にデータの前処理を行ったTwitter集計データサンプルの提供を開始しました。
(※1) NTTデータは、2012年に Twitter 社と包括的なパートナーシップ契約を結んでいます。
https://partners.twitter.com/en/partners/ntt-data.html
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