- 2021/07/14 掲載
ティアフォーとイーソル、自動運転技術の商用化に向けた戦略的パートナーシップを締結
■戦略的パートナーシップ締結の背景と目的
ティアフォーは、Autowareの開発をリードし、自動運転技術を用いた旅客サービスや物流サービスの実現に向けた研究開発を進めています。
イーソルは、2015年のAutowareの立ち上げ時からプロジェクトに参画し、メニーコア技術と同社のスケーラブルリアルタイムOSであるeMCOS(エムコス)(※2)を用いた実車での実験やデモをはじめとした共同研究開発を進めており、両社は共にThe Autoware Foundation(※3)のプレミアムメンバーでもあります。
Autowareを使用した自動運転技術の商用化にあたっては、機能安全認証や高品質で高機能なソフトウェアプラットフォームへの対応が重要であり、かつ市場でのニーズも高まっていることから、あらためて両社で戦略的パートナーシップを締結し、自動運転技術の商用化とその普及を加速させていきます。
■戦略的パートナーシップ締結の概要
ティアフォーとイーソルは、自動車分野向けの機能安全規格(ISO26262)に完全準拠したeMCOS上にAutowareをインテグレーションすること、および両社の顧客に対するAutowareを活用したエンジニアリングサービスの提供において、以下の内容で提携することで合意しました。
・イーソルは、次世代のAutowareプラットフォームであるAutoware.Autoを自社のeMCOS上に組み込んで商用でAutowareを利用する顧客に提供
・ティアフォーとイーソルの双方で専門技術を持ち寄り、Autowareを使用する両社の顧客に対して幅広いエンジニアリングサービスを提供
・ティアフォーとイーソルの強みを活かした新たなソリューションやサービスを今後も継続して検討
※1:Autoware
Linux と ROS をベースとしたオープンソースの自動運転ソフトウェア。
(Autoware は、The Autoware Foundation の商標)
※2:eMCOS
マイコン、シングルコアからマルチ・メニーコアプロセッサ、マルチチップまでをスケーラブルにサポートした、商用では世界初の組込みシステム向けスケーラブルリアルタイムOS。
詳細:https://www.esol.co.jp/embedded/emcos.html
※3:The Autoware Foundation
Autowareの業界標準を目指す世界初の国際業界団体。
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