- 2021/07/29 掲載
ネスレ、コーヒーなど好調で上半期増収 利益率予想は慎重
今年の実質営業利益率は17.5%前後となり、昨年の17.7%からやや低下すると見込んだ。2022年以降は再び改善するとした。
食品各社ではコモディティーコストの急上昇が利益率を直撃しており、ネスレは、値上げにはタイムラグが生じるとしている。
シュナイダー最高経営責任者(CEO)は記者団に対して「インフレが続いているため、当社は(利益率について)より慎重な見方をしている」と説明。「インフレはここ何年も、ほとんど見られなかったが、ここにきてコストが急上昇しており、当社を直撃している」と述べた。ただ、問題は一時的との見方も示した。
今年の実質ベースの増収率見通しは5─6%とし、前回予想の3.6%超を引き上げた。上半期はコーヒーの需要増や中国事業の回復などにより、売上高は8.1%増加。第2・四半期は8.6%増加した。
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