- 2021/08/03 掲載
アルフレッサとヤマト運輸、配送業務量予測および適正配車を行うシステムを導入
業務提携の第一弾として、ビッグデータとAIを活用した、配送業務量を予測するシステムと適正配車を行うシステムを開発し、このたび導入を開始いたしますので、下記のとおりお知らせいたします。
1.背景および目的
世界に先駆けて超高齢社会に突入した日本は、様々な社会的課題を抱えた課題先進国と言われています。社会全体では、高齢者人口の増加と生産年齢人口の減少に伴って、社会保障費の増加とその財源確保が社会的課題の1つとなっています。また物流分野では、長距離ドライバーの不足に象徴される労働力不足が深刻化しており、一方、医療分野では、新型コロナウイルス感染拡大の影響が医療提供体制に大きな負荷を与え、医療機関の対面業務における感染リスクの低減や医療従事者の業務の軽減が課題となっています。さらに気候変動リスクへの対応として、医薬品の配送車両におけるCO2削減への取り組みも重要であり、安心・安全で確実な医薬品流通ネットワークを今後も持続可能な状態にするための課題が数多く存在しています。
アルフレッサとヤマト運輸はこれらの課題の解決に向けて、2020年7月に「ヘルスケア商品」の共同配送スキームの構築に向けた業務提携を発表いたしました。第一弾として、ビッグデータとAIを活用して、顧客毎に日々の配送業務量を予測する配送業務量予測システムと適正な配車を行う配車計画システムを開発し、このたび導入を開始いたします。
※1. 2020年7月締結当時はヤマトロジスティクス株式会社。2021年4月、ヤマト運輸に事業統合。この取り組みを担当するグローバルSCM事業本部では、法人顧客や業界全体のサプライチェーン最適化による経営課題の解決を支援しています。
※2. ヘルスケア商品:医療用医薬品、一般用医薬品、医療機器、医療材料、診断薬等
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