- 2021/09/03 掲載
UCC上島珈琲、国際航業、衛星画像による持続可能なコーヒー農園の実現で協業
【実証プロジェクト概要】 http://www.uchuriyo.space/model/pdf/03_proposaloutline.pdf
■プロジェクトの実施背景
気候変動による栽培環境の変化や新型コロナウイルス感染症の影響により、コーヒー栽培においても、遠隔地から農園の情報を把握することができる衛星リモートセンシング技術の活用ニーズが高まっています。コーヒー生豆は国際的に取引されている最も高価な農作物の一つであることから、生産に関わるリスクを迅速に把握することが特に重要になります。加えて、コーヒー栽培に必要なシェードツリー(※3)の存在により、生物多様性保全やCO2吸収が期待できるなど、コーヒー栽培は気候変動の緩和に貢献できるという側面もあります。そこで、本実証では、UCCブルーマウンテンコーヒー直営農園(ジャマイカ)とUCCハワイコナコーヒー直営農園を対象として、コーヒーノキの生育診断指標の開発と気候変動緩和指標の開発を行うことで、気候変動リスクの管理と持続可能な調達の実現を目指します。
※1 「衛星リモートセンシング」
衛星に搭載されたセンサで取得された情報を解析することを衛星リモートセンシングといい、この技術を使うと、遠隔地の農作物の品質や生育状態を把握することができます。
※2 「内閣府令和3年度課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」
衛星リモートセンシングデータを活用した先進的なソリューションの効果を実証し、モデルとなる成功事例の創出を図り、その普及や横展開等による衛星リモートセンシングデータの利用拡大につなげること を目的とした内閣府公募の実証プロジェクト。
※3 「シェードツリー」
コーヒーノキは強い日差しに弱いため、一緒に植えて栽培する日陰となる木のこと。
関連コンテンツ
PR
PR
PR