- 2021/10/01 掲載
NECネッツエスアイなど、陸上養殖プラント用自動給餌システムの共同開発に着手
陸上養殖事業のプラント運営において餌やりは、コストや作業時間の約5割を占める重要な作業です。本システムは、AIにより餌やりを自動化・効率化することで陸上養殖事業に携わる作業者の負荷軽減と事業運営の合理化を実現するものです。林養魚場が長年培った養殖ノウハウおよび最新の陸上養殖技術を基に事業化済みの養殖プラントと、ウミトロンが海上養殖で培った摂餌解析技術、そしてNECグループの有する魚体測システムとデータ統合技術を組み合わせて開発を進めています。
具体的には各社が以下の役割を担い、開発を進めています。
■NECネッツエスアイ
画像解析を用いたAIによる魚体重自動測定システム(注2)の導入、および取得されたデータ(魚体重・給餌量等)を基に生育効率の可視化を実現するツール開発
■林養魚場
養殖事業社としての知見を活用した、給餌効率化のための養殖プラント設計開発および育成試験
■ウミトロン
AIによる画像解析を用いた魚の接触状況の分析と、これらのデータを活用した遠隔で自動操縦可能な給餌システムの開発
本システムは、ネッツフォレスト陸上養殖株式会社が展開するフランチャイズ型の循環式陸上養殖場に実装される見込みです。効率性・収益性を検証し、国内外で需要拡大が見込まれる陸上養殖プラント事業者への販売を進めていきます。
注1:地域復興実用化開発等促進事業費補助金:福島県の15市町村の産業復興の早期実現に向け、浜通り地域等における実用化開発の取組みを支援するための補助金
注2:AIによる魚体重自動測定システム(https://jpn.nec.com/press/201804/20180424_01.html)
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