- 2021/10/26 掲載
クニエ、ものづくり企業のDXを支援するMXシェルパサービスを提供開始
近年あらゆる要素がデジタル化され、既存のビジネスモデルや産業構造を根底から覆すデジタルディスラプターも現れ、サプライチェーンの構造自体も変革されるなど、DXは企業価値向上に一層重要な要素となりつつあります。その一方で、DXを推進する人材が不足しているのも現状です。
本サービスは、コンサルタントがものづくり企業での実践を通して培ったデジタル化支援やDX人材育成の知見をもとに、DX推進者、現場のDX実践者、DXエンジニアなどに寄り添うシェルパとなり、企業が抱える課題テーマの設定から、実行までを伴走し支援する実践型のサービスです。本サービスを利用することで、DXを段階的に進められるだけでなく、DXの推進リーダーを育成することができます。
クニエは今後も本サービスの提供をはじめ、これまでのデジタル化支援で培った豊富な知見をもとにしたコンサルティングサービスを提供することで、ものづくり企業の変革を支援します。
【背景】
従来、日本のものづくり企業は、購入製品をできるかぎり長く、かつ安定的に利用したいという顧客ニーズに対し、思いやり・おもてなしの姿勢と品質を重視したものづくり力を継続的に向上することで発展を遂げてきました。昨今、技術進化に伴い顧客ニーズが多様化し、顧客の求める価値がモノを所有することから利用すること、さらに、体験価値へと変化したことで、品質だけではなくさまざまなニーズに対して、最適な製品・サービスを提供することが求められるようになっています。そのため、生産や販売のボリュームを活かしつつ(大量生産)、個々の顧客のニーズに合わせた製品・サービスを販売するマスカスタマイゼーション(製品のカスタム化)や、製品(ハード)にサービス(ソフトウェア)を付加した新たな体験価値を提供するビジネスモデルが誕生しています。
そして今後さらに新たなビジネスチャンスが創出され、ものづくりを構成する産業構造は、顧客にモノを提供する企業を中心とした「ピラミッド型」から、オープン化された設計技術をベースに、個々の企業が顧客に直結し、企画から設計、製造を行う「砂時計型」へ変遷していくと考えられます。これにより、バリューチェーン全体でのデータ連携と最適化を行うDXの推進が中長期的な企業価値向上に一層重要な要素となります。
そこでクニエでは、これまでのものづくり企業でのデジタル化支援やDX人材育成を通じて得られた知見にもとづき、ものづくり企業のDXに特化したMXシェルパサービスを提供することとしました。
(注1)これまでのものづくり企業でのDXの知見をもとに、DX推進者に寄り添い、変革をともに歩む身近な役割が必要との認識で、Manufacturing Transformationを伴走する役割を、極めて難易度の高い山々を案内する山岳案内人(シェルパ)になぞらえ、MXシェルパとしました。
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