- 2021/10/28 掲載
三井住友カード、「キャッシュレスデータで見る、2021年ヒット消費番付」を発表
2019年10月、業界最大級のキャッシュレスデータを活用したデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」を提供し、2021年9月にはCustellaのラインナップの一つとして業種別消費レポート「Custella Trend」をリリースしました。
キャッシュレスデータは、リアル店舗での消費とオンラインでの消費を幅広い業種や地域別などの切り口で俯瞰的且つ正確に捉えることが可能です。
今回その特別号として、株式会社顧客時間(本社:大阪府大阪市、共同CEO 代表取締役:岩井琢磨・共同CEO 取締役:奥谷孝司)と高橋広行氏(同志社大学 商学部教授 博士(商学))の協力を得て、当社が保有するキャッシュレスデータをもとに、19年から21年の消費の伸び率などから独自のヒット消費番付を作成いたしました。世の中の消費トレンドの変化を捉える一助となれば幸いです。
■「コロナ禍における消費の変化」リアル店舗vsオンライン消費番付
【ポイント】
・横綱は、リアル店舗でもオンラインでも「生鮮食品」という結果になりました。緊急事態宣言等による外食の自粛が宅食の増加に繋がった結果と考えられます。伸び率ではオンライン(+160%)の方がリアル店舗(+142%)より大きく、食品宅配の利用が大きく伸びたことが分かります。
・大関はリアル店舗では「ペット関連」がランクイン。自宅時間の増加でペットを飼われる方が増えていますが、それがそのまま決済金額の増加にも現れています。オンラインでは「映画・動画」がランクイン。定額制(サブスクリプション)サービスの加入増加や、単品作品のレンタル利用が、やはり自宅時間の増加によって拡大したことが分かります。
・関脇はリアル店舗では「コンビニ食品」がランクイン。詳細を分析すると、横綱の生鮮食品では19年から20年に大きく伸びたのに対し、コンビニ食品では20年から21年に大きく伸びていました。その背景としては、外食の代替としての利用増加や、「コンビニグルメ」とも呼ばれ、テレビ番組やYouTubeなどでの特集が増えたりしている影響もあるかもしれません。オンラインでは「ホビー・娯楽品」がランクイン。大関の「映画・動画」小結の「アプリ課金」などと同様に、充実した自宅時間を過ごすための傾向が明らかになりました。
・総じて「リアル店舗は生活必需品」「オンラインは娯楽関連」という傾向が見えた消費番付。緊急事態宣言が明けた今後も同様の傾向が続くのか、コロナ禍で大きく減少した旅行や外食などの消費回復が見られるか、注目したいものです。
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