- 2021/10/29 掲載
華人置業、佳兆業の社債全て売却 今年度に1.74億ドルの損失計上
華人置業は、総額2億5500万ドルの佳兆業の社債を経過利子を含めて8832万ドルで売却した。売却は10月19─28日に店頭取引で行った。
直近では、26─28日の店頭取引で、総額1億ドルの佳兆業の社債を経過利子を含めて3111万ドルで売却した。
売却したのは、2024年償還シニア債(利率9.375%、元本1000万ドル)、シニア永久資本証券(利率10.875%、元本2300万ドル)、25年償還シニア債(利率11.7%、元本6700万ドル)。
売却で調達した資金は運転資本と再投資に充てる。
同社はすでに、佳兆業の社債の売却で今年度に損失を計上すると表明していた。
華人置業は以前、多額の負債を抱える中国の不動産開発会社、中国恒大集団の大株主だった。佳兆業にも多額の投資を行っていたことを明らかにしていた。
佳兆業は、中国の不動産部門の資金繰りに対する懸念を背景に、過去数カ月で株価が下落している。
華人置業の株価は、同業他社に比べると比較的安定して推移している。
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