- 2021/11/05 掲載
大手7商社、最高益=資源高追い風―9月中間決算
大手7商社の2021年9月中間連結決算が5日、出そろった。石炭など資源価格の高騰を追い風に、全社が中間決算としては過去最高の純利益を確保。22年3月期予想も、伊藤忠商事など3社が業界初の7000億円台を見込むなど、全社が軒並み上方修正した。
中間決算では、伊藤忠の純利益が初めて5000億円を超えた。鉄鉱石価格の高騰に加え、子会社のファミリーマートの業績回復などが貢献した。石井敬太社長は5日のオンライン記者会見で、「絶好調の歴史的な決算」と評価した。
三菱商事は石炭市況の上昇が収益を底上げ。コロナ禍からの景気回復で、自動車事業も改善した。三井物産は鉄鉱石に加え、鉄鋼製品や食料品の取引好調が業績をけん引した。
前年同期、ニッケル鉱山が操業停止に追い込まれ赤字に陥った住友商事は黒字に転換。丸紅、豊田通商、双日もそろって大幅増益を果たした。
【時事通信社】
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