- 2021/11/05 掲載
農産物流通、DXで効率化=仮想市場通じ需要予測―NTTなど
NTTと米卸大手の神明ホールディングス(神戸市)は5日、農産物流通のデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組むと発表した。サイバー空間に仮想市場を設け、人工知能(AI)で需要予測を立てて物流を効率化し、コスト削減や食品ロス回避を図る。
青果物は、卸売市場で価格や買い手が決まるのが一般的だ。需要に対し過不足が生じて価格が大きく変動したり、他の市場との間で再度流通させる手間が必要になったりする。
実験では、生産状況や気象情報、消費者の志向などの情報を基に仮想市場で取引し、売り手と買い手を結び付ける。実際の出荷より1週間程度前に取引が見えることで、出荷、流通、販売の計画を最適化しやすくなる。
実証実験を通じて予測精度を高め、2024年度の本格展開を目指す。
【時事通信社】
関連コンテンツ
PR
PR
PR