- 2021/11/08 掲載
インフレ圧力「従来より強い」=日銀10月会合の主な意見
日銀は8日、10月27、28日の金融政策決定会合での主な意見を公表した。政策委員からは、原油などエネルギー価格の上昇を背景に「インフレ圧力は従来よりも強まっている」との認識が示され、消費の回復に影響を与えるか注視すべきだとの意見が相次いだ。
ただ、国内経済の需給動向などを踏まえれば、日銀が掲げる2%の物価安定目標の達成は「難しい」として、緩和的な金融政策の継続が重要との認識を確認。インフレの進展を背景に海外の一部中央銀行が利上げなど正常化を進める中、「(日本は)金融緩和を修正する理由は全くない」と強調する意見が出た。
足元の円安をめぐっては、「(企業の業種などによって)影響が不均一であることも念頭に置く必要がある」との指摘があった。
【時事通信社】 〔写真説明〕日本銀行本店=東京都中央区
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