- 2021/11/24 掲載
IIJ、エッジデータセンターソリューション「DX edge」の提供を開始
DX edgeは、MDCの導入・設置から運用・保守までをオールインワンで提供するソリューションで、お客様はMDCを用いたエッジコンピューティング環境や拠点のデジタル/IT基盤を、短期間で容易に構築、運用できるようになります。
(※)2021年10月4日付報道発表資料
「IIJ、白井データセンターキャンパスにマイクロデータセンターを導入しエッジコンピューティング環境の実証実験を開始」
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2021/1004.html
MDCは、サーバ冷却用空調、無停電電源装置(UPS)、物理セキュリティといったデータセンターに必要な設備・機能を備えた、小サイズ(高さ約1~2m)のデータセンターです。高い防水・防塵性と遮音性により屋内外どのような場所にも設置できます。例えば、IoT機器や工場のFA機器などのエッジデバイスと物理的に近い場所で、低遅延や大量データ処理を行うエッジコンピューティング基盤として利用できます。また、5Gの特性を活かして超低遅延処理を実現するMEC(マルチアクセス・エッジコンピューティング)としてリアルタイム性が求められる遠隔医療、自動運転などの分野での利用も期待されます。
当社は、既に提供しているコンテナ型データセンター「IZmo(イズモ)シリーズ」にこのMDCを加えることで、データセンター設備のラインアップを拡充し、クラウド環境からエッジ環境まで、お客様の多様なニーズに合ったデータセンターサービスやソリューションを提供します。
今回提供するMDCには、屋内設置型「Zella Pro」と屋外設置型「Zella Hut」があり、サイズは12ユニット、25ユニット、38ユニットの3モデルです。導入支援として、お客様のニーズに合わせたMDCの機種選定から設置作業等までを行い、最短約2ヵ月で導入が完了します。また、導入後は遠隔からの運用・保守、障害対応やセキュリティ通知等を提供します。お客様のご要望に応じて、IIJのネットワークやIoT関連サービスを組み合わせたソリューションの提供も可能です。
本ソリューションの特徴は以下のとおりです。
・柔軟な拡張性
MDCはデータセンターに必要な機能をコンパクトなボックスに搭載しているため、マシンルームが不要です。そのため、短期間でのスモールスタートおよび需要に応じた拡張が可能です。複数台をモジュール連結して使用することもできます。
・容易な運用と高いコスト効率
多拠点、複数のMDCを一元的に遠隔から運用・保守できます。部品故障時はセンドバック保守に対応し、プラグアンドプレイのためオンラインのまま部品交換可能です。また、従来のサーバルームに比べ、部屋全体を冷却する必要がないため、省電力(PUE=1.2程度)かつ10年以上の耐久性を有し、導入・運用コストを低く抑えTCOを削減できます。
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