- 2021/12/01 掲載
セコム、ショックボタン操作不要のオートショックAED「AED 360P」を販売開始
日本で普及しているAEDは、電気ショックが必要と判断された場合に救助者が電気ショックボタンを押す必要があるセミオートAEDですが、救命行為に不慣れな救助者の場合、ショックボタンの押し下げを躊躇してしまい、適切なタイミングで電気ショックが実施されないケースがあります(※1)。また、心肺蘇生を行った救助者には、強いストレス症状などがみられたとの報告もあります(※2)。
今回発売するオートショックAED「AED 360P」は、傷病者の心電図解析をしたのち必要と判断された場合に、自動的に電気ショックを与えます。このため救助者の不安やストレスの軽減や、傷病者への処置が遅れるリスクの低減が期待でき、多くの国でオートショックAEDが浸透しています。こうしたオートショックAEDの特徴やメリットを踏まえ、このたび国内で初めてオートショックAEDを発売することとしました。
セコムは2004年に日本で初めてレンタル方式のAEDのパッケージサービスを発売して以来、AEDの状態のオンライン管理、AEDを使える人を育成・管理するスキルアップサービスなどを発売。これまでの累計販売台数は30万台、セコムのAEDによる救命人数は3千名を超えました。(2021年11月末時点)
これからもセコムは、AEDの更なる普及と救命率の向上のためにサービスの普及とAEDラインアップの充実を図り、"AEDがいつでも、誰でも使える社会"の実現に取り組んでいきます。
※1:Automated external defibrillator and operator performance in out-of-hospital cardiac arrest/J.A.Zijlstra et al.(Resuscitation 118(2017)140-146)
※2:バイスタンダーが一次救命処置を実施した際のストレスに関する検討/田島 典夫他(日本臨床救急医学会雑誌)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsem/16/5/16_656/_article/-char/ja
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