- 2022/01/14 掲載
TIS、ITを活用し患者の潜在的な症状をデータとして抽出するための研究を開始
TISでは、かねてよりヘルスケアの分野で人々の健康づくりを支えるヘルスケアプラットフォーム( https://www.tis.jp/service_solution/healthcare-pf/)を提供するとともに、多様なパートナーとヘルスケアサービスを通じて、人々の健康増進や医療費削減といった社会課題の解決に取り組んできました。
今回、国立がん研究センター東病院の緩和医療科(研究代表者:三浦 智史)と行う共同研究は、患者自身が表現しきれない潜在的な症状の訴えを新たなPRO(※1)として抽出し、そのデータをモニタリングすることで、患者の苦痛をスクリーニングし、患者-医師間のコミュニケーション改善の効果を検証していきます。
第一フェーズとして、PROを抽出するための有効な対話シナリオを検証します。
※1 PRO(Patient Reported Outcome)とは、臨床試験において医師による評価ではなく、患者自らの評価や症状の訴えなどの報告のこと。
【実証実験の概要】
■実施期間:2021 年11月~2022年月3月(第一フェーズ)
■目的:
診察時に医師が調査票等を利用して収集している症状の有無や程度等のPROに関する情報とあわせて、患者自身が表現しきれない潜在的な症状の訴えをコミュニケーションロボットとの対話データから収集できるかの検証を行います。
※コミュニケーションロボットとしてTISのAIチャットボット「DialogPlay( https://www.tis.jp/service_solution/dialogplay/)」を試験的に活用し、実現可能性を検証します。
■実施内容:
・調査票等を基にした対話シナリオの作成
・コミュニケーションロボットの対話データからPROの抽出
・データの精度向上に向けた対話シナリオの見直し、補正
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