- 2022/01/28 掲載
ソフトバンクG、副社長退任=孫氏の右腕、報酬で対立か
ソフトバンクグループ(SBG)は28日、最高執行責任者(COO)のマルセロ・クラウレ副社長が退任したと発表した。クラウレ氏は、孫正義会長兼社長の右腕として知られる。退任の理由は明らかにされていないが、報酬をめぐり孫氏と対立していたと報じられていた。
クラウレ氏は、米携帯電話子会社スプリントと同業のTモバイルUSの合併や、投資先の米共用オフィス大手ウィーワークの再建などに手腕を発揮。2020年度のSBGの有価証券報告書によると、同社役員で2番目に高い約18億円の報酬を受け取っていた。
クラウレ氏は「SBGでの9年間は、掛け替えのない経験となった」とコメント。孫氏は「これまでの彼の尽力に感謝する」と述べた。
クラウレ氏が務めていた海外事業統括子会社の最高経営責任者(CEO)には、スプリント(現TモバイルUS)CEOなどを歴任したミシェル・コンブ氏が就く。
【時事通信社】 〔写真説明〕ソフトバンクグループのマルセロ・クラウレ副社長=2019年2月、米ワシントン(AFP時事)
PR
PR
PR