• 2022/02/07 掲載

SUBARU、今期営業益2.4%減に下方修正、半導体不足続く

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[東京 7日 ロイター] - SUBARUは7日、2022年3月期(今期)の連結業績予想(国際会計基準)を下方修正したと発表した。営業利益は前期比2.4%減の1000億円となる見通し。従来は46.4%増の1500億円を見込んでいたが一転、減益となる。想定以上に半導体供給不足の影響が続いており、自動車の生産・販売が従来計画から下振れる。

修正後の営業利益予想は、アナリスト18人による事前の市場予想(IBESのコンセンサス予想)は1617億円を下回る。

今期の純利益は2.0%減の750億円(従来は1100億円)、売上高に相当する売上収益は4.6%減の2兆7000億円(同2兆9000億円)に下方修正した。世界の連結販売台数は14%減の74万台(同83万台)に引き下げた。

同社は下期以降に挽回生産を計画していたが、半導体不足などの影響で現在も生産調整を迫られている。国内完成車工場である群馬製作所(群馬県太田市)は1月28日から2月にかけて計6日間、操業を停止する。目下、部品調達に向けて交渉中のため、今期の世界生産計画は非公表とした。従来計画では86万台となっている。

<半導体供給「正常化にはまだ時間」>

水間克之財務担当責任者(CFO)は電話会見で、半導体供給の正常化には「まだ時間がかかる」とみており、来期の見通しも「精査している状況」と述べた。ただ、需要は旺盛で「世界各地でバックオーダー(納車待ちの注文)が積み上がってしまっている」と話した。利益を圧迫している原材料高への対応については、市況に応じて商品価値に見合った値上げを検討する考えを示した。

同時に発表した21年4─12月期連結決算は、営業利益が前年同期比21.4%減の771億円、純利益が15.3%減の628億円、売上収益は3.2%減の2兆0075億円だった。販売台数は13%減の54万8000台だった。

半導体不足による生産への影響は10─12月期に5万台で、上期の16万台と合わせ計約21万台に及んだ。

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