- 2022/02/08 掲載
ユーロ圏の物価上昇圧力、安定化前に弱まる可能性=ECB総裁
欧州議会の経済金融委員会で、ユーロ圏はこれまでエネルギーコストの上昇に「特に脆弱」であり、エネルギーコストの上昇が家計の消費力を弱め、中期的にはインフレ率の低下につながると指摘。「ユーロ圏の需要状況は他の主要国で見られるような過熱の兆候を示していないことを念頭に置く必要がある。このことは、現在の物価上昇圧力が安定化する前に弱まる可能性を高め、中期的に2%目標を達成することを可能にする」と述べた。
その上で「インフレ率が目標値で安定する可能性が高まった。インフレ率が中期的に持続的かつ大幅に目標を上回り、大幅な引き締めが必要になるという兆候はない」とした。
また「資産買い入れの終了前に利上げが行われることはない」としたほか、「政策のいかなる調整も緩やかなものになる」と語った。
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