- 2025/05/16 掲載
米アプライド、2─4月期売上高は予想下回る 輸出規制巡り不透明感
[15日 ロイター] - 米半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズが15日発表した第2・四半期(2─4月)決算は、売上高が予想を下回った。輸出規制を巡る不透明感の中、主要部門が予想に届かなかった。これを受け、株価は時間外取引で5%以上下落した。
半導体システム部門の売上高は52億6000万ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想の53億2000万ドルを下回った。
アプライド・マテリアルズは、モノのインターネット、通信、自動車、電力、センサーをカバーするICAPS市場への投資が減速していると指摘。一方、先端半導体への巨額投資で一部が相殺されていると述べた。
サミット・インサイツ・グループのシニアリサーチアナリストのキンガイ・チャン氏は「米政府による特定の半導体装置の対中輸出規制が、同社の業績と見通しに影響を与えているのは明らかだ」と述べた。
第2・四半期の総売上高は71億ドル。LSEGのアナリスト平均予想は71億3000万ドルだった。調整後1株利益は2.39ドルで、アナリスト予想の2.31ドルを上回った。
第3・四半期の売上高については、予想の71億9000万ドルに対し、72億ドル(プラスマイナス5億ドル)と見通した。
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