- 2025/05/16 掲載
米国債保有、一番いい資産運用図る見地から行っている=加藤財務相
[東京 16日 ロイター] - 加藤勝信財務相は16日の閣議後会見で、日本が米国債を保有しているのは「いざというときの対応、流動性も含めながら、その中で一番いい資産運用を図る見地から」だと述べた。引き続きこの見地から対応していくと話した。
保有米国債を巡っては、加藤財務相がテレビ番組で、安易に売却しないと伝えることが日米交渉のカードとしてあるなどと発言したと伝えられ、その後「米国債の売却を日米交渉の手段とすることは考えていない」と述べた経緯がある。
加藤財務相はカナダで20日から開催される主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席する方向で調整している。同会議に「私自身、べセント米財務長官も参加できる環境が整えば、協議の場を追求していきたい」と話した。
米韓の政府高官が今月5日に為替について協議したことが14日、明らかになると、日米協議への思惑から為替は円高に振れた。加藤財務相は米韓協議について「コメントする立場にない」とした。
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