- 2022/02/22 掲載
NTTドコモ、イベントの生配信に高精度の翻訳字幕を表示する実証実験を実施
本実証実験は、インバウンド需要の回復を見据えた自治体や企業の、動画を使った海外へのPRのソリューションとなるべく、2022年度内の商用化に向けた翻訳精度ならびにシステムの有効性の検証を目的としています。
今回の実証実験で使用する翻訳ソリューションは、既存のインターネット生配信ツールに付属する翻訳字幕を表示する機能と比べて、配信内容に合った文章の翻訳を表示できることが特徴です。
現時点で最高クラスの音声認識と翻訳の精度を持つエンジンをベースに使用しつつ、今回のイベント用に「プロトン」(※1)や「ハンガーノック」(※2)といったロードレース独特の用語や文章、観光名所や郷土料理名などをあらかじめエンジンに登録することで、海外のサイクリングファンにも満足いただける翻訳字幕を表示します。また、会場で使用するマイクから直接音声を取り込むため、発話している人ごとに字幕を表示することも可能です。
今後は、今回の実証実験の成果に、これまでドコモが音声翻訳アプリ「はなして翻訳(R)」(※3)などの翻訳ソリューションで培ってきた音声翻訳のノウハウに加えて、日本語の音声を認識する際に難しいとされる、句読点などの文章を区切るタイミングを高い精度で判別できる技術や、会話の流れや文脈を反映したより自然な翻訳を表示できる技術を採用して、翻訳のさらなる精度向上をめざします。
※1 ロードレースの際にレーサーが集団やグループになること
※2 レーサーのが低血糖状態になり体力が少なくなった状態
※3 はなして翻訳は NTT ドコモの登録商標です。 詳細は公式サイトよりご確認ください。
https://honyaku.idc.nttdocomo.co.jp/
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