- 2022/03/10 掲載
米物価、40年ぶり高水準=原油高騰で7.9%上昇―ウクライナ情勢が波及・2月
【ワシントン時事】米労働省が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比7.9%上昇した。ウクライナ情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の高騰により、伸びは前月(7.5%)からさらに加速し、1982年1月(8.4%上昇)以来40年ぶりの大きさとなった。
米景気は新型コロナウイルス危機から回復する中で、需要の急増に原材料や人手の供給が追い付かない状況が続いている。CPIは、ロシアのウクライナ侵攻を背景とした原油高が重なり、強いインフレ圧力が継続していることを示した。
変動の激しい食品とエネルギーを除いた「コア指数」も6.4%上昇と、82年8月(7.1%上昇)以来の大きな伸び。
【時事通信社】
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