- 2022/03/11 掲載
ドイツ銀行、25年までに収入300億ユーロを目指す経営計画
コスト・インカム・レシオ(経費率)は25年に62.5%未満に抑えることを目指す。21年は84.6%で、22年は70%を目指している。
主要な利益指標の税引き後有形株主資本利益率(ROTE)を25年までに10%超へ引き上げることに努めるとも表明した。
ドイツ銀行が22年に目指すROTE8%を達成できるのか多くの投資家が懐疑的な中で、ドイツ銀行はこの野心的目標を堅持している。ただ、ドイツ銀行はウクライナでの戦争の影響で不確実性が高まっていることは認めている。
新たな計画は、ドイツ銀行が19年に大規模な再編に着手して以降で初めて策定した。数年にわたって赤字が続いた後、一部事業から撤退し、数千人規模の人員削減を実施した。
クリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)の下で21年の利益は過去10年間で最大となり、進展を遂げている。
ただ、アナリストのコンセンサス予想では、22年のROTEは6%にとどまる見通しだ。
ジェームズ・フォン・モルトケ最高財務責任者(CFO)は「22年通年で8%のROTEを引き続き予想している」と述べた。
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