- 2022/03/17 掲載
日経平均は大引け 4日続伸し890円超高、FOMC通過で安心感
日経平均は寄り付きで心理的節目の2万6000円を回復した後も上げ幅を拡大し、940円93銭高の2万6702円94銭で高値をつける場面があった。米株高のほか、外為市場での円安進行、香港ハンセン指数と上海総合指数の大幅高も下支えとなった。
FOMCでは、大方の予想通りフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げた。今年末時点での金利見通しは1.75─2.00%と、一部投資家の予想よりタカ派的となった。
市場では「大きなイベントを通過したことで、不透明感が解消し安心感が広がっている。ウクライナ情勢も悪材料は織り込み、最悪期は脱したとの見方が優勢で、地合いが改善しつつある」(岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジスト)との声が聞かれた。
TOPIXは2.47%高の1899.01ポイント。東証1部の売買代金は3兆5544億4100万円。東証33業種では、全業種が上昇した。業種別では、精密機器、機械、電気機器、化学工業、ガラス・土石製品、非鉄金属などが値上がり率上位を占めた。
個別では、ファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、ダイキン工業、ファナックなどの値がさ株が大幅高。バンダイナムコホールディングス、東日本旅客鉄道などはさえなかった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1872銘柄(85%)、値下がりが250銘柄(11%)、変わらずが58銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 26652.89 +890.88 26170.38 26,152.89─26,702.94
TOPIX 1899.01 +45.76 1880.32 1,879.73─1,902.97
東証出来高(万株) 147419 東証売買代金(億円) 35544.41
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